【運転免許事典】 限定解除 目次


限定解除

運転できる自動車等の種類を限定された免許を受けている人は、限定解除審査に合格することによって、限定
の全部又は一部の解除を受けることができます。
限定解除審査は全種類、住所地公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)で受けることができますが、
一部の種類については指定自動車教習所でも受けることができます。(このページで紹介している限定解除審
査は全て指定自動車教習所で受けることができます。)
指定自動車教習所で限定解除審査を受ける場合には、あらかじめ一定時限数の技能教習を受けることになり
ます。
技能審査は、場内の定められたコースを自動車を運転して走行する方法によって行われます。
限定解除審査に学科(知識)のテストは含まれません。
また、このページで紹介している限定解除審査を受けるのに年齢や経験年数による制限はありません。

限定解除審査には多くの種類がありますが、ここでは代表的なものについて取り上げます。



AT限定普通二輪免許の限定解除

AT限定を解除して、限定のない普通二輪免許にする限定解除です。
この限定解除審査に合格すると、普通自動二輪車は全て運転できるようになります。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低5時限(125cc以下のMT二輪車を運転できるAT限定
普通二輪免許のAT限定を解除する場合には最低3時限)の技能教習を受けなければなりません。



小型二輪限定普通二輪免許の限定解除

小型二輪限定普通二輪免許の限定解除には次の2種類があり、どちらでも受けることができます。

(1)AT二輪車だけ小型二輪限定を解除して、AT限定普通二輪免許にする限定解除。

この限定解除審査に合格すると、AT二輪車だけ400ccまで運転できるようになり、普通自動二輪車で運転で
きないのは125ccを超えるMT二輪車だけになります。
公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低3時限の技能教習を受けなければなりません。

(2)AT二輪車・MT二輪車の両方とも小型二輪限定を解除して、限定のない普通二輪免許にする限定
解除。

この限定解除審査に合格すると、普通自動二輪車は全て運転できるようになります。
公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低5時限の技能教習を受けなければなりません。




AT小型限定普通二輪免許の限定解除

AT小型限定普通二輪免許の限定解除には次の3種類があり、どれでも受けることができます。

(1)AT限定だけを解除して、小型二輪限定普通二輪免許にする限定解除。

この限定解除審査に合格すると、125cc以下のMT二輪車も運転できるようになります。
125ccを超えるものは、MT二輪車もAT二輪車も運転できません。
公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低4時限の技能教習を受けなければなりません。

(2)小型限定だけを解除して、AT限定普通二輪免許にする限定解除。

この限定解除審査に合格すると、AT二輪車は400ccまで運転できるようになります。
MT二輪車は運転できません。
公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低5時限の技能教習を受けなければなりません。

(3)AT限定と小型限定を同時に解除して、限定のない普通二輪免許にする限定解除。

この限定解除審査に合格すると、普通自動二輪車は全て運転できるようになります。
公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低8時限の技能教習を受けなければなりません。



AT限定大型二輪免許の限定解除

AT限定を解除して、限定のない大型二輪免許にする限定解除です。
この限定解除審査に合格すると、全ての自動二輪車を運転できるようになります。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低8時限(MT二輪車を運転できる普通二輪免許{限定の
ない普通二輪免許又は小型二輪限定普通二輪免許}を受けている場合は最低5時限)の技能教習を受けなけ
ればなりません。



AT限定普通第一種免許の限定解除

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低4時限の技能教習を受けなければなりません。



AT限定普通第二種免許の限定解除

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低4時限の技能教習を受けなければなりません。



カタピラ車限定又は農耕車限定大型特殊第一種免許の限定解除

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低6時限の技能教習を受けなければなりません。



8t限定中型第一種免許の限定解除

8t限定中型第一種免許(旧限定のない普通第一種免許)の8t限定を解除して、限定のない中型第一種免許に
する限定解除です。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低5時限の技能教習を受けなければなりません。

この限定解除審査を受けるときには、視力検査や深視力検査はありませんが、限定解除審査合格後、免許証の更新を受けるときの適性検査は中型第一種免許の合格基準が適用され、次のようになります。
  • 視力が両眼で0.8以上で、かつ一眼でそれぞれ左右が0.5以上(眼鏡等使用可)
  • 深視力が三桿法の奥行知覚検査器により、2.5mの距離で3回検査し、その平均誤差が2cm以下(眼鏡等使用可)
8t限定中型第一種免許(AT限定免許を含む)の免許証更新時に行われる適性検査の合格基準は、旧普通第一種免許(AT限定免許を含む)を取得したときの適性試験の合格基準と同じで、次のようになっています。
  • 視力が両眼で0.7以上で、かつ一眼でそれぞれ左右が0.3以上(眼鏡等使用可)
  • 深視力検査はありません。
したがって限定解除審査合格後は、免許証更新時に行われる適性検査の合格基準がきびしくなりますので注意が必要です。

また、一度8t限定を解除すると、再び8t限定中型第一種免許に戻すことはできなくなります。
たとえば限定解除審査合格後、免許証更新時に行われる深視力検査に不合格の場合、8t限定中型第一種免許に戻すことはできないので、新制度の普通第一種免許(車両総重量5トン未満)になってしまいます。




8tAT限定中型第一種免許の限定解除

8tAT限定中型第一種免許(旧AT限定普通第一種免許)の限定解除は次の2種類があり、どちらでも受けるこ
とができます。

(1)AT限定だけを解除して、8t限定中型第一種免許にする限定解除。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低4時限の技能教習を受けなければなりません。

(2)8t限定とAT限定の両方を解除して、限定のない中型第一種免許にする限定解除。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低9時限の技能教習を受けなければなりません。

(2)については、を参照してください。



8t限定中型第二種免許の限定解除

8t限定中型第二種免許(旧限定のない普通第二種免許)の8t限定を解除して、限定のない中型第二種免許に
する限定解除です。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低5時限の技能教習を受けなければなりません。



8tAT限定中型第二種免許の限定解除

8tAT限定中型第二種免許(旧AT限定普通第二種免許)の限定解除は次の2種類があり、どちらでも受けるこ
とができます。

(1)AT限定だけを解除して、8t限定中型第二種免許にする限定解除。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低4時限の技能教習を受けなければなりません。

(2)8t限定とAT限定の両方を解除して、限定のない中型第二種免許にする限定解除。

公安委員会の運転免許試験場(免許センター等)と指定自動車教習所のどちらでも受けることができます。
指定自動車教習所で受ける場合には、あらかじめ最低9時限の技能教習を受けなければなりません。




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